「ニッポン2021-2050 」 落合 陽一 ・猪瀬 直樹 (著)KADOKAWA
【何をやりたいのかという、モチベーションが重要な時代】
10月31日に発売されたばかりの
「ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法 」
落合 陽一 (著), 猪瀬 直樹 (著)KADOKAWA
を読みました。
作家で、前都知事の猪瀬直樹さんと
メディアアーティストで筑波大学准教授の落合陽一さんの興味深い対談集です。
内容は4つの章からなり、
第1章 は、テクノロジー
第2章 は、日本風景論
第3章 は、統治構造
第4章 は、歴史認識
となっています。
第4章 歴史認識
落合さん「アートでも、文学でもテクノロジーでもどんな分野でも、
「何を経験し、何を試行したか」が重要な差になってくる。つまり、「何をやりたいのか」というモチベーションの部分が重要」
落合さん「僕はこれからは「わらしべ長者」のような生き方が必要だと語ってきました。
誰にも価値がないものだと思われていた「わら」に新しい価値付けをし、人びとを巻き込んで財を増やしていくやり方です。
お金からお金を生み出すのではなく、新たな価値を見つけ出し、そこに投資を募っていくという生き方」
落合さん「モチベーションを価値に落とし込むために重要な能力をまとめておきます。
大事なのは「言語化する能力」「論理力」「リスクを取る力」そして「専門性」です」
落合さんの指摘は、大変示唆に富んでいて、参考になると思います。
歴史認識や教養(リベラルアーツ)、テクノロジーを身に付けること、
そして勇気を持って行動することが今後のキーワードになることがよくわかります。