ほぼ日について知りたいなら、「ほぼ日刊イトイ新聞の本 」糸井 重里 (著) (講談社文庫)
本日12月11日(月)は、東洋経済新報社主催の「デジタル時代における出版社・編集者の真価」に関するセミナーに参加しました。
二部構成で、第二部は、ほぼ日の糸井重里さんと講談社の野間省伸社長の対談でした。
日本一情報感度の高いと思われる糸井さんと日本一の出版社社長の対談です。面白くないわけがありません。
ほぼ日は、創業20年目の老舗のネットメディアで、今年ついに上場もしました。糸井さんによると、
ほぼ日を始めたきっかけは、「最初仕事になるとは、思わなかった。それまでの広告の仕事に本当に飽きていた。
インターネットは、プーンといい匂いがした」
「人さえいれば、後からお金になる。面白いところに人が集まってくるから。そうしたら、ビジネスになる」
野間省伸社長は、「講談社も、何をやっているかわからないことをはじめている。無駄をやっている(チャレンジ)。
俺がやりたいという、いい加減な情熱のある奴が必要」と言っていました。
ここからは、私の個人的な見解ですが、食うに全く困らない講談社がなぜ無駄をやるのかというと、そうしないといい人材が集まらないからです。
今の時代、イノベーションをしないとどんな企業も生きてはいけません。
そのために必要なのが優秀な面白い人材なのです。
採用に苦労している会社が多いですが、経営者には、いい人材を集めるためにも、人材を育てるためにも面白ことにチャレンジしてほしいですね。
糸井さんが、ほぼ日について知りたいなら、「ほぼ日刊イトイ新聞の本 」糸井 重里 (著) (講談社文庫) がいいと言っていました。
当時、ネットのこともほとんどわからずに書いているので、逆に時代の空気や情熱が感じ取れるからです。