クラウドファンディング(crowd funding)の時代
クラウドファンディング(crowd funding)の時代
現在はビジネスもストーリーが必要な時代です。
ストーリーとは映画やドラマ、小説なような物語のことです。
その内容は、世の中に貢献する人や会社が、求められています。
そんな時代に必要なものは、
プレゼンテーション、マーケティング、コピー、文章などです。
まさに理念と情熱を伝えられる人が求められています。
そんな時代にぴったりの資金調達方法が最近注目を集めています。
最近私の周りでも、資金調達のために、クラウドファンディングを行う人が
出てきました。
クラウドファンディング(crowd funding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語です。
アメリカではすでに、年間1兆円をこえる資金調達を行っています。
世界初のクラウドファンディングは17世紀に、書籍の印刷代を募るために使われた寄付ビジネスモデルでした。寄付者へのおまけが標題紙で触れるようなことだった点で、クラウドファンディングに類似していました。
1884年、自由の女神像製作委員会アメリカが像の台座用の資金を切らしてしまいました。新聞出版者のジョーゼフ・ピューリツァーは自身の新聞ニューヨーク・ワールドで、アメリカの大衆に台座にお金を寄付するよう促しました。ピューリツァーは6ヶ月で10万ドルを集め、おおよそ125,000人の人々がこのために1ドル以下の寄付を多く行いました。
1997年、イギリスのロックグループマリリオンのファンが全米ツアーを引き受け、ファン主催のインターネット上キャンペーンという手段による寄付で6万ドルを集めました。
このアイディアはこのバンドが一切かかわらずにファンが立案し、ファンが実行したのだが、マリリオンは以来、2001年から現在に至るまでのアルバムのレコーディングやマーケティングへの出資の方法としてこの手法を用い、大成功しています。
この「人々による」ファンディングはベンチャー・キャピタルや銀行に頼らなくていい資金集めの新たな方法として注目されているのです。
クラウドファンディングは、個人が多数の個人から、
数千円ほどの資金を大量に集めるものです。
その時に大切なことが、自分の熱い想いを相手に伝えることです。
そして、人々を巻き込むのです。
マーチン・ルーサー・キングがやったように、ネルソン・マンデラがやったようにです。
マーチン・ルーサー・キングやネルソン・マンデラの元に集まった人たちは、
彼らのために集まったわけではなく、自分が正しいことを証明するために、集まったのです。