伊那食品工業の井上修社長の我慢
先日「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の関連講座として、
「いい会社をつくりましょう」と題して、伊那食品工業の井上修社長の講演を聞いてきました。
伊那食品工業の塚越寛会長が、48期連続増収増益をしました。
井上社長は、その後を受けて、2006年からその後、3期連続減収減益からのスタートでした。
トヨタの社長さえも尊敬するのが、塚越寛会長です。
ゆえに、社員は皆、塚越寛会長を見ているといいます。
社長になる時に、心に決めたことは、「世界で一番目立たない社長になるぞ。我慢できるか?」「天の声に照らし合わせれば、
私事など取るにならぬ。」と心に決めました。
忍耐の根底には、井上社長の父で伊那食品工業創業者の井上深見さんの
「会社を潰すな」という遺言がありました。
創業者も大変ですが、優良企業の2代目、3代目にも人には言えない苦労がたくさんあると思います。
そんな時に、井上社長の考え方は、非常に参考になると思います。
井上社長からは、伊那食品工業の塚越寛会長の本と、生涯のメンターである、
松下政経塾で松下幸之助さんを支えた上甲晃さんの本をご紹介いただきました。
「リストラなしの「年輪経営」: いい会社は「遠きをはかり」ゆっくり成長 」塚越 寛 (著)(光文社知恵の森文庫)
「志のみ持参 」上甲 晃 (著)致知出版