池袋西口にある梟書茶房
池袋西口にある梟書茶房のコンセプトは「Coffee Meets Books」。
かもめブックスの柳下恭平さんとドトールコーヒー取締役の菅野眞博さんがコラボレートした、ブックカフェです。
特徴は、取り扱う約2,000冊の本は柳下さんが「あらたな本との出合い」をテーマに選書したシークレット本であることです。
昨年、岩手県盛岡市のさわや書店フェザン店で一斉を風靡した「文庫X」も
内容はもちろんのことタイトルも著者名もわからないシークレット本でした。
あるのは、500字ほどのこの本をすすめる熱い想いのこもった書店員の文章だけです。
「白い犬とワルツを」という本は当初全く売れませんでした。
しかし1998年に、千葉県の書店員が作ったすぐれたPOPを付けてから売れるようになり、
そのポップを全国で活用後、口コミが起こり180万部の大ベストセラーになりました。
梟書茶房、さわや書店、「白い犬とワルツを」全てに共通しているのが、短いコピーで本を紹介していることなんです。
著名人が書籍や雑誌、ウェブなどで紹介する選書はどちらかというと、玄人向けです。
一般向けには、短いコピーで本を紹介した方が、多くの方が接しやすく、わかりやすく、響きやすいことが、上記の例だけでも明らかですね。