9月, 2018年
「信念の魔術 」クロード・M・ブリストル (著)パンローリング株式会社
住友銀行副頭取、住銀リース社長などを歴任した後に69歳で、”地球の未来のために”蓄電池の会社を起業した、
現在80歳のエリーパワー代表取締役社長の吉田博一さんのインタビューです。
何もないところから300億円以上資金を集めています。
すごい信念の力です。
銀行の営業マン時代、自分を励ますためにたくさんの本を読み、
中でも、アメリカの実業家ブリストルの書いた「信念の魔術」という本がいつも吉田さんを支えてくれたといいます。
「信念の魔術 」は、成功哲学の歴史的名著として知られています。
私も読んでみましたが、事例が非常に豊富で驚きました。
ナポレオン・ヒルより理解(実践)しやすいと思います。
アマゾンプライム会員の人は、キンドル版を無料で読めます。
吉田さんは、
「蓄電池が本当に役に立つものであると自分に思い込ませないと、他人の共感や支援を得ることはできない。
自分を信じ続けることは実は一番難しい。それができたとき、初めて人を説得できるんじゃないでしょうか」
と言っています。
Soup Stock Tokyo創業者遠山正道さんの経営センス
「アートと実業の融合こそ、今後の日本の進むべき道」
昨日は、ニュースピックス主催で、Soup Stock Tokyo などの創業者の遠山正道さんと
一橋大学大学院教授の楠木建さんの対談に参加しました。
アートと実業の融合の日本の第1人者といっても過言ではない遠山さんと
経営はストーリーとセンスと言い切る楠木さんの面白い対談でした。
「アートと実業の融合」こそ、今後の日本の進むべき道です。
楠木さんが言う通り、
「全方位的に、センスがない人はいない
全方位的に、センスがある人もいない 」
わけです。
全ての人が何かしら、少なくても1つは得意なこと(センスがある)があるという言葉は、
全ての人に励みになるのではないかと思います。
現在、世界一発展しているのは、アジアです。特に中国と東南アジアです。
しかし、中国と東南アジアは、新興国で、文化的には、まだこれから発展していく段階です。
アジアで唯一、成熟期にあり、文化のレベルが高いのが日本です。
そういう意味で、スマイルズの遠山さんのやっていることは大変参考になると思います。
遠山さん率いるスマイルズの事業は、たくさんあります。
女性がくつろげることをコンセプトとして考えられた、スープとカレーライスを柱とした、Soup Stock Tokyo 、
新たな視点を訴えるネクタイ専門ショップ、giraffe、
日本人が一番好きな弁当であるのり弁を販売する、山登り、
1日1組しか泊まれない、檸檬ホテル、
1冊の本しか置かない、森岡書店などなど、
スマイルズの事業は全てにしっかりとしたストーリーとコンセプトがあります。
個人的には、1冊の本しか置かない、森岡書店の世界観が好きです。
間違いないく今、一番面白い本屋さんの1つです。
遠山さんについてもっと知りたい方は、Soup Stock Tokyo の誕生秘話をまとめた
「スープで、いきます 商社マンがSoup Stock Tokyoを作る」(新潮社)遠山 正道 (著)があります。
ストーリーとビジネスの関係に興味のある方は、楠木さんの20万部超えのベストセラー
「ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件」(東洋経済新報社)楠木 建 (著)があります。
経営センスに関しては、「経営センスの論理 」(新潮新書)楠木 建 (著)があります。
出版の業界紙「新文化」さんでフォルケが紹介されました
出版の業界紙「新文化」さんで、選書する書店フォルケが紹介されました。