私が書いた「起業したい人への16の質問」~ガーバー流事業計画書のつくり方~(秀和システム)は、マイケルE.ガーバーの起業理論をまとめたものです。
「ガーバー流 社長が会社にいなくても回る仕組み経営」(中経出版)は、ガーバーの仕組み化理論をまとめたものです。
現代ネットワーキングの父Dr.マイズナー流〜「口コミを生むためにやるべき16のこと」(秀和システム)は、BNIを作ったマイズナー博士の口コミ理論をまとめたものです。
「部下のやる気を引き出す雑談マネジメント術」 〜会社の成長の9割はコミュニケーションで決まる〜(電子書籍)は、私の新聞販売店経営時代のマネジメント、環境整備、販促などのノウハウをまとめたものです。
つまり、ほとんど人のノウハウをまとめているのです。
情報は自分でもっていなくてもいいのです。
日本にダイレクトレスポンスマーケティングを広めた経営コンサルタント神田昌典さんは、100年以上の歴史のあるアメリカのダイレクトレスポンスマーケティングを日本に紹介しました。
同じく彼が日本に持ち込んだフォトリーディングもマインドマップも、元々はそれぞれポール・シーリー、トニー・ブザンが開発したものです。
つまり神田さん、人のノウハウをまとめたのです。
ダニエル・デフォー(Daniel Defoe, 1660年 - 1731年4月21日)は、イギリスの著作家、ジャーナリストです。『ロビンソン・クルーソー』を書いたことで有名です。
ダニエル・デフォーは靴下屋、兵士、ワイン商人、向上所有者、破産者、スパイ、パンフレット発行者、受刑者、ジャーナリスト、編集者、腰巾着政治屋、三文作家、小説家など様々な職業を経験しました。
1719年、日本でいえば還暦間近の59歳のときに発表したのが『ロビンソン・クルーソー』だったのです。
世界的な名作として知られている『ロビンソン・クルーソー』は、実際の無人島にいるようなそのリアルな文章が今も読む人の心を打ちます。私も子供の頃ワクワクドキドキしながら読みましが、あまりのリアリティから、作者の実体験を書いたものだと思っていました。
そしてこの私の感想はあたらずも遠からずだったのです。 なぜなら、デフォーは実際に遭難した船長が書いた伝記をもとに、『ロビンソン・クルーソー』を書いていたのです。
そうするとあのリアリティやみずみすしさも納得がいきます。 つまり、デフォーは、人の伝記をまとめて、小説にしあげ、一躍文壇の寵児にのし上がったのです。
晩年のデフォーの才能はひたすら一代記に向けられました。
60歳で『シングルトン船長』を、62歳で『モル・フランダーズ』(これはときに『モル・フランダーズ一代記』と訳される)と、休む暇なく『疫病流行記』と『ジャック大佐』を、さらに64歳で『ロクサーナ』(美貌のロクサーナの淫靡な遍歴物語)と『盗賊ジョン・シェパード』を書きまくり、続く66歳ではやはり大盗賊の一代記を扱った『ジョナサン・ワイルド』をたてつづけに書いてみせたのでした。
なぜデフォーの話をしたのかというと、彼こそ、情報起業家の元祖だからです。
新聞社を創り、コピーや小説を書いた、ジャーナリスト、コピーライター、小説家の元祖でもあるのです。
彼から学ぶべき点は多々あります。決して恵まれた家庭に生まれた訳ではありません。
ほぼ独学で学んで、ジャーナリスト、コピーライター、小説家として大成しているのです。
その学習する力、その情報を集める力、その文章を書く力を彼から学ぶ必要があります。
デフォーのような今でいう情報起業家を生んだ背景は、グーテンベルグによる印刷革命が前提としてあります。
現在はどうでしょうか、ITの進展により、ソーシャルメディアは生まれました。
メルマガやブログ、ツイッター、フェイスブックは、普通の人を書き手にしたのです。
YouTubeやユーストリームは普通の人に映像のメディアを与えました。
今では、このYouTubeを使って生計を立てる人も現れています。
電子書籍は普通の人でも出版社になること可能にしたのです。
電子書籍はまさに、書くメディアなのです。
まさに普通の人がジャーナリストや作家になる時代が到来したのです。
池上彰さんといったら、テレビ、出版で大活躍していて、今や日本で知らない人はいないぐらいの超有名人です。
本は出せば、ベストセラー、テレビは現在は特番のみですが、高視聴率を取ります。
それでは彼はいったい何をやっているのでしょうか?
彼は子供でもわかるように、政治や経済を解説しているのです。
こんなことをやっている人はいなかったですし、第一、難しいことを子供にもわかるように説明することは、かなり難しいことです。
池上彰さんが、それが出来たのは、彼がNHKのアナウンサー時代、「週間こどもニュース」に10年以上出演していたからです。
決してNHKのエリートコースではなかったでしょうが、皮肉なもので、それが彼をスーパースターにしたのです。
ようするに、池上彰さんがやっていることは、キューレーション(情報編集)なんです。
難しい政治、経済を子どもにもわかりやすく、編集しているんです。
池上彰さん程になるのは難しいかもしれませんが、
あなたもニッチな分野なら優れたキューレターに十分なれます。
たとえば、あなたが東京に住んでいて大のカレー好きなら、東京中のカレー屋さんを紹介することができます。
たとえば、自動車レースのF1が大好きなら、F1を子どもでもわかるぐらいに分かりやすく、解説するのもいいかもしれません。
しかし、その情報からお金を取る場合は、お金を払ってでも欲しい情報である必要があります。
その情報によって、払った以上のお金が得られものである必要があります。
具体的には、英語が得意でビジネスに興味があるなら、海外のビジネス情報、たとえばアメリカのマーケティングの最新情報を紹介できます。
私の友人で、海外のビジネス情報、特にアメリカのマーケティングの最新情報をネット上から集めて、レポートにまとめている方がいます。
このレポートは多くのビジネスパーソンから支持されており、海外マーケティングの情報の定番となっています。
彼がやっていることはまさに、情報編集(キュレーション)です。
もちろん、キューレターとして活動するには、多少は情報収集法やライティング勉強をする必要があります。
それについては、この連続メール講座の中でお伝えして行きます。
内容 は「真の情報起業家になり、知識や経験がなくても本が書ける方法」についてお伝えします。
東京都文京区まれ。作家、講演家。
高校を半年で中退後、2年間の引きこもりの間、家にあった世界文学と日本文学の全集をむさぶるように読む。
同じく自宅にあったケーブルテレビで古今東西の古典映画を見まくる。
18歳の時、作家になることを決意し、引きこもりから脱出。
独自の速読術で、単行本を1冊20分で読破、年間300冊以上の書籍を読む生活を10年以上続けている。
主な著書に、
世界ナンバー1のスモールビジネスコンサルタントであるマイケルE.ガーバーの世界初の入門書である 「起業したい人への16の質問」~ガーバー流事業計画書のつくり方~ (秀和システム)
ガーバーの弟子で、世界最大の異業種交流会BNIを作ったマイズナー博士の口コミ理論を解説した現代ネットワーキングの父Dr.マイズナー流~「口コミを生むためにやるべき16のこと」(秀和システム)
マイケルE.ガーバー氏の理論を元にした、事業の仕組み化のやり方を具体的に解説した「ガーバー流社長が会社にいなくても回る仕組み経営」(中経出版)
新聞販売店経営者時代のマネジメントや環境整備、販促についてまとめた「部下のやる気を引き出す雑談マネジメント術」~会社の成長の9割はコミュニケーションで決まる(電子書籍)
など、ビジネス理論、ビジネス書の解説書を続々出版中。
また年間100回以上のセミナー、講演、研修をこなす講師でもある。
主なDVDに「社長が会社にいなくても回る仕組み経営」(TSUTAYAビジネスカレッジ)がある。